温泉と山と蟹がすき

素敵な瞬間をカメラで切り取りたい人生だった

2019.3東チベットの旅 3日目 亜青寺日帰り パトカーに乗る話

今日は尼僧だけが暮らす島がある宗教都市、亜青寺にいくよ!

 

ここから先はバスは出発が遅いとのことで乗り合いタクシーを使う。あらかじめタクシーが集まる場所を調べておいたけど、甘孜はガイドブックに地図が載っていない街だから地理が怪しい…

宿のおっちゃんに場所確認のために話したら連れて行ってくれるとのこと、ありがとーーう!

ちなみに甘孜は中国語は通じるけど読めない人が多くてチベット語必須でした

タクシー乗り場は大型ホテルの幸福大酒店の駐車場、7-8時頃出発することが多いということで朝一で現場へ向かう

おっちゃんがやり取りしてくれたからぼったくりされずに済んだ

おまけに乗車前にご飯たべるだろ?と食堂まで教えてくれたいい人すぎる

 

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食堂 トウモロコシ粥と小包たべた

ごはん食べ終わって道歩いてたらもう出発するとのことで運ちゃんが迎えにきた

同乗者は、亜青寺に住むチベット僧のおじさん1人、甘孜在住の親子3人、別の都市から来た夫婦、おじさん、私。運転手合わせて計9人ということでぎゅうぎゅう詰めで出発~

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同乗者の人たち

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荷物搭載中 よく9人も入ったなあ

 道はしっかり舗装されてて、運転手も安全運転でわりと快適

すぐに雪景色になって絶景を堪能!

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澄みきった空と

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ワイルドなニーハオトイレ

今まで何回か中国行ってるけどニーハオトイレはお初でした

個室にあたるところの背中側のドアがなくて、側面の壁もひざ下ぐらいの丈だからとなりの人と「ニーハオ!」って感じ。おばあちゃんとかは気にせず使ってたけど若い人は奥のトイレを使ってた(手前だと人が通ったときに後ろから見えるから)。

ペーパーがないからみんなどうしてるんだろっと思ってみてたら男性方式でそのまま下着装着だった…

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ニーハオというかほぼ野外トイレ 景色が綺麗だった

トイレ休憩後も順調に進みさらに雪道へ

だんだんアイスバーンな感じになってきた…!

 

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標高4800mの峠越え

ここでトラブル発生

前からすごいスピードの車が来て、

若干ふらついてるし危ないなって思ってたらすれ違い直後にスリップして小崖から転落&横転。すぐに停車してみんなで救助に向かう

幸いエアバックのおかげで中にいた老夫婦はたぶん大きなけがはしてなさそう

だけど車はおじゃんな感じで崖から引き揚げられそうにもない。

男性陣は2人を車内から救出して道路まで引き上げ、女性陣で荷物の運搬。前から来た別の車を止めて2人を載せてもらった、病院連れて行ってもらうのかな

 

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救出終了後のチベット僧のおじさん この人はほぼしゃべらない

 

運転再開。あと少しだけど警察の検問に遭遇

前日の教えからとりあえず黙って様子をうかがう

たぶん親子の姉に認定されたみたいで特に何も聞かれずスルー

チベット自治区だと3月は治安維持の目的から手配旅行も入境禁止だから、このあたりも検問設けてるのかなあ 

 

甘孜をでてから2時間ほど経過して亜青寺に到着!

親子とチベット僧おじさんはさらに先に行くようででここでお別れ。夫婦とおじさんと一緒に観光することになった!

 

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案内してくれるおじさんと町の入口のマニ車

マニ車は回転させた数だけ経を唱えるのと同じ徳が積めるとのことでみんなすべてのマニ車を回しながら前に進む

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秘境のイメージだったけど国内観光客はちらほらいる

 

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怖いもの知らずのバイク よくこけずにこれたな

 

 お寺は外壁のすべてにマニ車がついてて

時計周りに歩きながらマニ車をすべて回すのが正しいお参り方法らしい?

寺内は極採色の壁で目がちかちかした

 

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一緒に観光したお姉さんに仏様それぞれの性格とか聞いたけど忘れた…

別のお寺ではお祈りしました

 

まず寺の入口でお布施をしてありがたい布(カタ―)をもらう。お布施しなくても寺院には入れるけどたくさんお布施するとより豪華な布をもらえる

布は寺内中央の御本尊にかけて、そのあと五体投地をしてお祈り

 

五体投地」‥‥世界史の授業で習ったけど自分がすることになるとは思わなかったね

 

別にしなくてもいいんだけど一緒に行った人がしてたからやりました

そんなに難しくないから見よう見まねでもできる、膝が弱い人のためにフカフカのお膝クッションが用意されてることもあった

 

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ありがたい布と御本尊

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ダライラマの写真がたくさん飾ってあるよ

この寺院内でそのままお昼ごはんタイム

一緒に回ってる人とはあんまり言葉が通じてないからいきなりご飯タイムでびっくりした、ここは食事オッケーなんだ…!おじさんからパンをめぐんでもらう

 

尼さんが温かいお茶をふるまってくれたり

甘露丸という名前の祈祷済の丸薬?やダライラマの写真、経文をいただいたり

ごはん食べた後もまったりタイム

 

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おじさんのリュックから出てきたパン

おじさんたちに君は何の宗教なの?って聞かれて

ちょっと仏教徒だけどクリスマスもハロウィンもするよって言ったら笑ってた

 

このあと高台へ!

 

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真ん中の島が男子禁制の尼僧居住区らしい

今日はお泊りするつもりで8kmの荷物担いできたからここまでのぼるのがかなりつらかった…

手前の坂にぽつぽつ建っている小屋は個人のお祈りするときに使うらしい

女性だと島内に入れるからおじさん達とお別れして一人でお散歩へ

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若い尼僧 笑顔がかわいすぎる

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バラックの居住区

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町でちょいちょいみかける毛玉

 

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意外と大きい重機が入ってきてる…どんどん街並みが変わっていくのかな

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読経中の僧 やる気は個人差あり

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青空学校用の教材は外におきっぱなし

このあと本日の宿をゲット

ようやく荷物を下せた…!水なし、トイレなし、電気なしの宿だったけど1泊20元(300円)はすごい、寝るだけだからいいかな

道行く人に本日鳥葬があると聞いたから会場へ移動。町の外の丘でやるそうで来た時とは違うゲートを通過

 

 

しようとしたけど、中国IDカードが必要で出れなくて門番の警察に聞いたら…

 

 

 

 

 

甘孜まで強制送還されました~~~~~あああああ~

2月まで立ち入り可能地域であることを確認してから行ったけど、3月から外国人立ち入り禁止になったそうで…だから途中の検閲厳しかったのか

警察のおじさん達はやさしかったです…帰りの乗り合いタクシーの客が集まるまで警察の詰め所で待たされたけど、お腹すいただろ?ラーメン喰う??みたいな感じでした。

 

おじさんにスマホでパスポート写真撮られたから今後中国入るの禁止とかある?って聞いたら、いやこれは俺の強制送還コレクション!って笑顔で言われて

これまで強制送還した人のパスポート写真をたくさんみせてくれた…

 

人生ではじめてパトカーに乗って宿まで荷物取りに行ったよ

宿のおばちゃんやっぱ見つかっちまったか、どんまい!みたいな顔してて知ってたんか――いってなった、でも一度部屋使ったのにお金全額返してくれたからやさしい

 

高校の世界史の授業聞いたときから鳥葬参加してみたかったんだけど無念

街を周りきったあとだったのが救いかなあ

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ヤクの大群に阻まれる帰りのタクシー

甘孜で昨日と違う宿とったけどやっぱりお湯がでないから

明日は噂の温泉にいってきます