【旅行準備】チベット文化圏訪問前に読んだ本達
旅行前にはめいいっぱい気分を高めてでかけたいタイプなので、隣接する4市の図書館等まで利用して、かたっぱしからチベットという名のつく本を借りた結果おすすめしたい本達
TRANSIT No.18(Autumn 2012) 美しきチベットの未来
→transitのチベット特集。流石の情報量。プレミア価格で売られていることが多いけど大きい図書館に置いてあることもある。
旅行人ノート チベット(2006 第4版が最新)
→町の名前とか地図とかが一番詳しい。道路の高規格化で現代の所要時間と大幅に変わっているけどそれでも旅行計画の要になった本。後述する地球の歩き方チベットで情報をアップデートするように使うとなおよし。やっぱりプレミアついてるけどこれも図書館で借りられる。地図意外にもチベット語のアムド方言が記載されていてすごく役にたった。これに記載されている町地図よりも町が拡大していることが多いけど、そういった変化も楽しめて私は好き。
→町の掲載数は旅行人ノートに遠く及ばないけどルロ祭りの視覚的な情報等が得られるのでとりあえずの一冊にいい感じ。
チベット高原の片隅で 阿部治平著 2012
→チベット民族学校で日本語を教える著者が教え子たちから聞いた草原の家での暮らしやチベット民族の考え方を記した本。ヤクの性別別、年齢別の数え方などマニアックな情報多数あり。旅先で会う人々の暮らしに思いを馳せることができて非常によかった。
青海・チベットの旅 岩垂弘著 1987年発売
→東北大学西蔵学術登山隊に、記者として随行した著者が旅の様子や民衆のくらしを記載した本。ややお堅めな書き口ではじまるしチベッド自治区がメインでアムド地方の記載は少ないけど、冒険感が強くでわくわく感を高めるのによき。シルクロードと青蔵公路の位置関係とか、地図好きには結構おすすめかも。
指さし会話帳 チベット&中国
→自由旅行をするなら両方持参必須。世代によってどの言語が読めるのか話せるのかが違うので両方あったほうがいい。会話の糸口にも大変おすすめ。
しかばねの物語 星泉翻訳 蔵西絵
→チベットのむかしばなしの本。ジャンプで「流転のテルマ」という西チベットの物語を連載していた蔵西さんの美しい挿絵が入った本。罪を犯した主人公が償いの旅にでるが途中あらわれる「しかばね」に翻弄されるという奇想天外な話。
打ち切りになっちゃったけど流転のテルマすきだったんだよなああ!チベットに興味がわいた原点かもしれぬ。思い出補正もあるかもだけどおすすめ。
冊子SERNY文学 東京大学アジア・アフリカ限度文学文化研究所(AA研)
→映画を通じてチベットの「今」を伝えたい、というコンセプトのもと2013年から刊行している冊子。HPから連絡をとると着払いで発送していただける。(冊子代金は無料、送料のみ)。この冊子は帰国後に知ったので読み途中だけど、古い書籍ではわからない、今を知ることができてすごく面白い。
<そのほかにも読んだ本達>
・バター茶をどうぞ-蓮華の国のチベットから 渡辺一枝著
・黄河 青海・甘粛 西域(シルクロード)・黄河名詩紀行 井上靖他著
青海省内での移動メモ 旅行を計画している人向けの話
青海省内での移動はバスがメインになる。
外国人がチケットを購入するときBTに行くことになるけど、BTスタッフはPCで色々入力しないといけないらしい。
田舎に行けば行くほど入力方法を知らないBTスタッフが多くて購入に時間がかかる。
都会でバスチケットを購入したときは半券を捨てずにとっておくこと。
田舎で購入不可(手続きがうまくいかない=外国人は購入できないと思うらしい)と言われたときに購入できる証拠になる。また、入力方法の手がかりになるみたい。
<バスの時刻表の調べ方>
①WeChatを開く
③右下の查询服务をタップして查询服务を選択
④表示された画面の出发城市(出発都市)→到达城市(到達都市)と、出発日を選んでから查询车次をタップ
⑤時刻表がみれる(中国の電話番号を保有していないと購入はできない)
購入はBTに行かないと出来ないけどこれでスケジュールが立てられるよ
なお、時刻表から乗車したいバスを選択すると所要時間がみれるけど、あてにならない。また、快速と鈍行の見分けがつかない仕様になってるので、④の画面まで行ったら宿のオーナー等にどれが快速か聞いてみるといいかも。
バス路線が存在しない都市間でもほかの路線バスが走っているならば乗り継ぎでいける場合あり。
例①:貴徳(ティカ)から兴海(ツィコルタン)
貴徳BT→貴南BT→
貴南から共和(チャプチャ)行きのバスに乗って九道班(ジュウダオパン)(≒三塔拉)で下車&共和から来る兴海行きのバスに乗車
→兴海
※九道班は旅行人ノート「チベット」だと三塔拉と記載されているが三塔拉は三叉路の意味なのでBTではどこのことか伝わらなかった
※途中下車するときはチケット購入の際に告げると割引あり。途中乗車は乗車時にお金を支払う。
※途中下車&乗車はタイミング命。BTでチケット購入の際に必ず、乗り継ぎできるか確認して購入すること。また、バス運転手にも乗り継ぎする旨を伝えること。運ちゃん同士で連絡を取り合って、乗り継ぎ予定地でバスが待っててくれるよう手配してくれる。
沢庫(ツェコ)→同徳(カワスムド)など道が悪くてバスが走ってないところは
ヒッチハイクかタクシーでいくしかない。
郊外のお寺にいくときはタクシーで行くことになるが、チベット族のドライバーに頼むのがお勧め。他のおすすめを教えてくれたり一緒に周ってくれたりする。
標高の高い都市が多いが移動日の標高差も考えないと高山病でつらい。移動中もこまめに水分摂取し、うたたねしないこと。寝ると呼吸回数が減って高山病リスクが上がる。
热贡六月会(ルロ祭)メモ 旅行を計画している人向けの話
中国青海省黄南藏(チベット)族自治州同仁(レゴン)県はチベッド族のアムドワが居住する地域でボン教が信仰されている。
6月会(ルロ祭)は秋の収穫期前に災難から身を守り、邪気を払い、村の安定と五穀豊穣を祈り、神へ奉納する伝統催事。チベット歴(農歴)の6/16-25の期間内で、村によって開催日程が異なるが2-5日ほど行われる。日程表見た感じ後半の方が盛り上がるみたい。
ハワ(呪術や占いをするシャーマン、各村に1人はいる)を中心に男性と未婚女性が踊りを奉納する。既婚女性は見学のみ。
日程を調べるのが大変。
日本語ではまず出てこないから「热贡六月会日程表」など中国語表記で検索推奨。抖音 (中国語版TikTok)とか調べると出る。
※同仁をチベット語読みがレゴン(re-gon)となり、当て字が「热贡」。「夢が叶う金色の土地」という意味らしい。
村によって開催日程、奉納される演舞(神舞、龙(龍)舞、军(軍)舞)、儀式内容(口钎、背钎、开山)が異なる。25ほどの村で開催されるが神舞といえば四河邊村、軍舞といえば郭麻里村、浪家村といえば龍舞など有名な村がいくつかあるらしい。
日本国内での情報収集は限りがあるから、有名村の開催が多い後半日程で滞在予定を組んで、後は現地で情報収集がよいと思われ。
宿を経営する漢族の人は日程を知らなかったけど、宿泊客の漢族の人は色々知ってて教えてもらえた。チベッド衣装を売るお店の人からも教えてもらえた。
持ち物について。
かなりの長丁場。一度場所取りすると動きづらいので軽食や飲料水をもっていくことを推奨。会場付近でも売ってることもある。
開催場所が仏閣内のときは日陰で最高。屋外の広場でやる場合は帽子が欲しいところ。
同仁の街の日常用具店でプラスチックの簡易椅子を買って持っていくと見学がとても楽。入口に竹箒がぶら下がってるような店で売ってるよ。
見学料金が必要と聞いていたけど特に求められなかった。見学席が「党の皆様および村の偉い人」「地元の女性と子ども」「団体観光客(漢族or欧米人)」に分かれてて、地元の女性と子ども席で観てたからかも?カメラ持ってたから明らか観光客に見えたと思うけど特に問題なし。
各開催村へはタクシーまたは徒歩移動。タクシーで行くときはそれぞれの村が小さいからいけば会場はすぐ見つかった。人の流れをみればわかる感じ。
<まちがってるかも用語解説>
神舞:ラシゼ。五穀豊穣祈願の舞。5色のカタ(敬意や祝福を伝える布)を使用する。男性、未婚女性、女児の順に奉納される。男性は青龍や八宝などが描かれた片面太鼓を使った踊りも行う。
龙(龍)舞:ルシゼ。子宝祈願の舞。斧や魔除けの面を使用する。男性のみ参加。みてないので詳細わからず。
军(軍)舞:モホゼ。合戦を模した踊りを奉納する。男性のみ参加。片面太鼓やドラ、軍旗を使用する。
口钎:口に短い鉄針を刺す。口から病気が入ることを防ぐらしい
背钎:背中に長い鉄針を刺す。修行者の苦行体験らしい
开山:ハワがナイフで額を切って血を捧げる
<宗教の話とか>
仏教は
主に東南アジアに伝わった上座部仏教(出家して修行を積んだ僧侶のみが救われる)
と
中国や日本に伝わった大乗仏教(修行者は自分だけでなく生き物すべてを輪廻から救い出す)に分かれる。
4つの宗派(ニンマ派、カギュ派、サキャ派、ゲルグ派)があるが教義上の違いはほぼない。どの経典を重視し、どう解釈したかの違い。なおダライ・ラマはゲルグ派で最大派閥。
仏教が伝来する前からチベットではボン教(呪術や祈祷を行うシャーマニズムが特徴)が信仰されていた。生きるものを苦しみから救うという目的が仏教と一緒なので、現在は混ざっている。
※仏教はのマークは卍、ボン教は逆卍。聖地巡礼の順路は仏教は右回り、ボン教は左周り
2024.夏 青海省でチョデモの旅 day6 兴海/賽宗寺(セルゾンゴンパ)
8/2(金) DAY⑥セルゾンゴンパとアムドワハウス
朝バスターミナルで情報収集する予定だったけど、ホテルで朝食食べ終わったところでホテルスタッフからたまたまタクシーの運ちゃん来てるから200元で乗っていけば?と提案を受ける。高い・・・けどこれも何かの縁だし早く出発できるのはいいかあということでお願いすることにした。
運ちゃんはもう少しなら待てるけどどうする?いく?いく?と急かしてくる。この人で大丈夫だったかな?とりあえず明日のバスチケットを買いに先にBTに行きたいと伝えるとすぐに連れて行ってくれた。しかもチケット買うときについてきてくれて説明してくれたから買うのめっちゃスムーズだった、ありがとう運ちゃん。
車のミラーにはプチマニ車がついていて、この人もチベッタンのよう。チケット購入後、運ちゃんが着替えたいから自宅に帰りたい、1時間ほど待ってといってくる。標高高い所にいくから厚着したいのはわかるけど1時間は長ない???
はじめはそれまで周辺ぶらぶらしようかと思ったけど、これはアムドワハウスに入るチャンスなのでは?と思い付き、おうちにお邪魔したいと言ってみた。ちょっと考えてたけどいいよ~ということでお宅訪問決定☆
運ちゃんハウスはBTとなりの集合住宅のひとつ。
薄暗い階段を上って入ると素敵なおうちと素敵な奥さんがお出迎え。壁紙かわいい、調度品がちょいちょいチベット仕様でおしゃれ~~。TVの上の額縁の周りはたくさんの中国元が挟まっていて、前に1000円札を欲しがっていたおっちゃんが神棚に飾りたいと言っていた意味を把握。とにかく明るくて素敵なおうちだった。
2歳の息子君もいたけどお尻は何も身に着けていない笑 3輪車で遊んでいたけど私達が入るとどこかにいかないようにと長い紐で胴体を結ばれて家具と固定されていた。
きょろきょろ見渡していたら運ちゃんが着替え終わって帰ってきた。
仏壇を見せると部屋の奥の寝室へ案内してくれる。神棚にはチベット高僧の写真がたくさんあった。運ちゃんは色々英語で解説してくれて、チベット仏教に興味があると言った私達に仏壇に置かれていた仏教関連の本を2冊プレゼントしてくれました。
そのあとお茶タイム。
チベット名物のバター茶が出されました。運ちゃんは麦こがしを入れて団子を作って食べている。なるほど、朝食も食べるから1時間だったのね。奥さんは団子をスプーンですくって息子に食べさせている。万能の団子。
私達は朝食を食べてきているからお茶のみだったみたい、なるほど。色んなチベット寺院で嗅いだ濃厚なバターの香りがするお茶。体がぽかぽかしてくる。今日は朝から体が冷えていて手先が軽くしびれていたけどお茶をのんだらすっかりよくなった、やっぱり現地の食べ物はいいね。団子も少し食べさせてもらったけど素朴なきなこって感じの味。
食事後、訪問歓迎の印にカタ―を頂きみんなで写真撮影。
奥さんはコロコロとよく笑う人で動作一つ一つがかわいい。撮影前もすっぴんでTシャツなのにどうしようとアワアワしててかわいい。結局衣装棚から民族衣装を一枚出してTシャツの上に羽織ってた、かわいい。ちなみにTシャツはトトロとメイだった。30分ほどの滞在だったけどとっても楽しかった。
運ちゃんはここは町の家、実家は草原にあり、セルゾンゴンパに行く途中で見えると話す。是非訪れたい!とおねだりしてみたけど連れて行ってもらえるかな。
準備が整ったので、セルゾンゴンパに向けて移動開始。
車で40分ほど高蔵草原を走ってかわいいテントの前で停まる。バスに乗っているときもちょこちょこ見かけた道沿いの観光用テントっぽいところ。中にはアムドワの暮らしを再現したテントがある。残りは食事用テントでチベット体験といった感じ?ここに連れてこられたということは草原の家には連れて行ってもらえないのかなぁ。。。
郷土料理も食べることができて漢民族に人気らしい。
セルゾンゴンパは兴海の町から南西30kmの岩山に囲まれた人里離れた土地。
兴海(標高3260m)とセルゾンゴンパ(標高3600m)の間には谷(標高2980m)があり、川が流れている。ゴンパに行くときは一度谷に下って川沿いを走り、また登り返していく。
運ちゃんがチベッタン民謡をかけてくれてるので旅情を誘う
※写真は谷底から兴海方面に撮影したもの
登り返しの途中の分岐でこっちを左に3,40分ほどいくと草原の家だと運ちゃんがいう。遠いから今日は無理なのかなと思いつつ、セルゾンゴンパへ向けてどんどん登っていく。
山に囲まれたセルゾンゴンパはそこで暮らす僧のために小さな町のようになっている。小さな売店前に車を止めると運ちゃんが先頭に立って案内してくれる。町の家で見せていたチベットの指さしはまるで運ちゃんの持ち物かのように握られていてこれが●●、これが〇〇と解説してくれる。運ちゃんもとっても楽しそう。知り合いの僧がいるようで楽しそうに話しをしている。他の寺でも思ったけど僧と人々の距離がすごく近い。フランクな感じ。
左手にチベット指さし会話帳を握りしめ解説をしてくれる運ちゃん
英語だと仏教用語は難しく、日⇔チベット の翻訳ができる指さしはとても役に立った
このあと少年僧も出てきて問答を始める。
一通り周り終わると12時。お昼にする?と声がかかり近くの食堂へ。これで帰らずお昼ってことは草原の家ワンちゃん??隣の人の包子がおいしそうだったのでみんなで羊包子を食べました。
帰りは来た道を戻って分岐まで来るとここから20分で草原の家だよ、と言いながら向かっていく。やったー!
そこからはかなりの悪路。がったんごっとんと下って谷底で橋を渡り、今度はガタゴト登っていく。道は細いしぼっこぼこ。
小さな橋から川を渡る
高蔵草原地帯に戻ると草原のおうちはすぐ。私道みたいなところを通って草花の大地と山に囲まれた草原のおうちに到着。運ちゃんのお父さんやお母さん、妹たちが暖かく迎えてくれた。一番年上の妹はたくさんの仕事を任されているようで忙しそう・・・。
おうちは父母の家、運ちゃんの草原の家、家畜小屋、少し離れておじいちゃんの家と敷地内に家族のおうちが建っている。一つの家には2つか3つの部屋があって、基本はキッチンと中央にヤク糞ストーブがあるリビングみたいなところにみんな集まっている。
どこの国のお母さんも一緒でここのお母さんも寒いから早く家におあがりとたぶん言っている。ストーブのある部屋はめっちゃあったかい。小さな妹や親戚たちがワラワラと集まってきて小さな部屋がぎゅうぎゅうに。みんなニコニコとっても楽しそう。草原の家をみたいと言った私達のために運ちゃんは他の部屋や家も案内してくれる。今年の冬にみんなでラサに行ったらしくそのときの写真が祭壇に飾られていた。
リビングではバター茶をふるまわれた。ぽかぽかうまい。
みんなにおじいちゃんに話しかけてあげてと言われたので片言チベット語でご挨拶したらニコニコしてくれた。94歳らしい、長生き。ずっと数珠を数えて真言をつぶやいている。
どのおうちもリビングの横の小上がりが寝室になっていて、お爺ちゃんなど高齢の方は丸めた掛布団に背中を預け敷布団の上で足を延ばして過ごしている。一つの部屋だけ暖めればみんなが温かく過ごせてすごい。そして、楽な体勢でも団らんの場にいつでも参加できる構造ですごくいいなあと思った。
最後に家の裏にあるツァツァにみんなでお参りにいって、おうちの前で集合写真を撮りました。
ここから運ちゃんは車で、私達は歩いて向かいます
あのときは降りた理由がわからず、歩くのも楽しくて気にしてなかったけど
訪問客のマナーみたいなやつかも??
調べたけどわからない
左の木箱はツァンパ保管ケース
暖炉横が小上がりになっていてお布団が敷いてある。日本の布団と似ている。
このおうちはリビングにおっきいマニ車が置いてある。
切れ端あげるってもらったけど超濃厚な羊の香りに包まれるよ
帰りはタクシーに運ちゃんのお母さんと妹も乗せて元来た道を戻る。
車内でお母さんに数珠の数え方教えてもらった。これでまたひとつ徳を積めるようになった・・・!ホテルまで送ってもらってバイバイ。
興海1泊で西寧に戻るか悩んでいたけど2泊にして本当によかった!
まだ16時なので急いで冬虫夏草市場へ。いったけど閉まってた、残念。
市場外の冬虫夏草専門店を覗く。どこも薄暗く営業しているのかよくわからない。中の人と目が合った店舗で買い物したいことを告げると中に入れてくれた。商談テーブルでは数人で食事をしていたようだがすぐに片付けられた。
すぐに金庫の鍵を開けて大量の冬虫夏草が出てくる。ランクごとにビニールにまとまっており、これは1匹いくら、という風にメモに書いて教えてくれる。確かにランクが高いほど虫が大きく立派。高いものは1匹50元もするぞ。お試しでほんの少量欲しい旨を伝えると安いランクも出してくれた。また、これは不良品だから割引、と少しキノコが欠けていたり、虫が小さいものも出してくれた。お試しなので不良品ランク(8元)を6匹購入。実食が楽しみだ。壊れないように包みたいというとどこからか市販薬の空箱が出てきて入れてくれた。いい感じ。
商談成立のお祝いなのか明らかに度数の高そうなお酒がグラスに注がれ始める。高山病対策で今旅行はアルコールを控えていたのにまさかこんなところで笑
ここは中国、ということで夫と高らかに「干杯!」したら、おっちゃん達大盛り上がり。そして再度注いでこようとする、こりゃたまらんと手で杯に蓋をしたけどあと一杯、あと一杯と日本でもおなじみの展開になり、じゃあ後1杯ね、と杯を受け取る。今度はおっちゃん達も合わせて干杯!!カーッと来るけど甘みがあっておいしい。酒のラベルを見ると白酒のようだった。お酒に強くない夫はお代わり防止のためにサッと立ち上がったので後に続く。楽しかった、ありがとうございましたー。
微妙な違いに見えたけど一匹200~1000円と開きがある。
水をがぶがぶ飲みつつ、服専門のショッピングモールを冷やかしたり、仏具店で太陽光で周るマニコロ買ったり。地元スーパーみたいなところで民族柄のやかんも買った。日用品コーナーで売ってたから安くてニコニコ。あとは絶対食べると決めていた激うまと噂のメロン、ハミを八百屋さんで購入。店主のおばちゃんにカットを頼むと快く引き受けてくれた。しかもおまけにプラムまでつけてくれた。ホテルに持ち帰って夕飯前に実食!激アマうまうま!見た目は野菜なのに味はしっかりフルーツ。結局、メロンをあまり好まない夫をよそに一人でほぼ丸ごと一玉食べちゃった。
ルロ祭のときはこれを香炉でひっくり返してバター丸ごとお供えしてた。
夕飯は昨日も行ったチベット料理店へ。昨日はバターの香りでK.Oだったけど今日はセーフ。でも胃が完治してないので優しいメニューを、ということで特製スープを注文。これが大当たり!旨味が溶け切ったドロドロスープの味は優しくて風邪ひいたときとかの定番でのみたいやつ。今旅行のトップスリーに入ってくるうまさだった。ホテルに戻って就寝。
2024.夏 青海省でチョデモの旅 day5 贵德(グイドー)→贵南(グイニン)→兴海(ツィコルタン)
8/1(木)DAY⑤ 貴南経由で興海へ
起床後すぐにBTへ行ってチケット購入。やはり興海や同徳に行ける便はなかったので予定通り貴南行きを選択。帰り際にバスチケットはオンラインがお得みたいなQRコードを見かけて読み取ったら最新版の時刻表&所要時間&残席がみられるウィーチャットのミニプログラムに繋がって歓喜!これで予定が立てやすくなるね!
ホテルで朝食を食べながら乗り換えを調べると九道班がブログにかかれていた共和と興海にわかれる三又路のことっぽい・・・?みのが青の本から道班(ダオパン)は簡易休憩所のことと教えてくれてさらに確信が高まった。
今から乗るバスは9時発、貴南発九道班行きは13時半発、たぶん間に合うでしょう。
そして今日は移動日ではあるけれど、ひとつお楽しみが。
貴南から九道班の間はアメリカのグランドキャニオンのような風景がみられるという通称「黄河キャニオン」がある。場所は旅行人ノートやフォートラベルの諸先輩方の旅行記で予習したのでばっちり!時間の関係上、途中下車はできないけれど車窓からばっちり楽しむぞ。
道はほぼ舗装されており順調に進む。はじめは砂岩、その後は青蔵高原が広がり、いよいよ放牧地帯に来たぞとわくわくしているうちに12時到着。
わけわかんない所についたら大変なので窓口のお姉さんに興海に行きたいこと、乗り換えについて再度確認。やはり直通便はないけど、九道班で乗り換えができるらしい。が、チケット購入をしようとしたところお姉さんが外国人にチケットを販売したことが無いらしく、登録に苦戦。結局駐在していた?ポリスのおじさんがなんとか手書きのチケットを作ってくれた。
あとからわかったけど、途中下車するチケットは印刷ではなく手書きで作成するみたい。今回は貴南発、共和行き、九道班下車のチケット。乗り換えうまくできるかな・・・。それにしてもポリスのおじさん優しいな。
出発まで1時間ほどあるのでお昼ごはんを探しに町へ。BTは高台にあって町はふもとなので下る下る・・・。荷物預けておけばよかったと後悔。朝からなんとなく胃もたれしてそんなに食欲もないのでふもとの売店でアイスを買って終了。途中重たい荷物を持っていたからか乗ってく?と車からアムドワのおじいが声かけてくれたけど方向が違うかもだたので断念。えっちらおっちら歩いて戻る。BTで出発前にみのはポリスのおじさんに本日のバス運転手を紹介されたらしい。乗り換えサポートしてくれるから安心してくれ、みたいな。いい人だな??
荷物は預けて町に繰り出すのがおすすめ。
定刻でバス出発。
ここからはヤクや羊が増え始める、テントもちらほら。
いざ黄河キャニオンへ…!
写真ではわかりづらいけどタルチョもいっぱい
ヤクは標高が低いと低地障害を起こすらしい。
15時頃九道班に到着して急かされる。降りたらすぐに共和からきた興海行きのバスがいて即乗車。待っていてくれた???よくわからんけど乗り換えできてよかった。料金はバス車内で精算した。
途中の停留所ではトウモロコシ売りのおばちゃんが入ってきたり田舎にきた感がすごい。みのとは席がわかれたんだけど、みのは興海出身の隣の学生に英語で色々話かけられたらしい。それによると興海の郊外にあるセルゾンゴンパは朝乗り合いが出ているとのこと、やったね。
16:40頃BT?に到着。そこは閉まっていて空かない。近くに座っていた3人組のおじさんにきくとクローズと。ここじゃない?
とりあえず、明日の情報収集のためにもBTに行きたかったのでタクシーを捕まえてBTを探す。移転の情報も聞いていたので移転先と思われるところにも言ったけど、何もなくてタクシーの運ちゃんもお前らはどこ行きたいのと困った様子。どうやらもともといた場所がBTで合っていたみたい。そしてあの時間は出発するバスがいないからクローズしていただけだったみたい、おじちゃんごめんね。さんざん振り回して最終的に宿泊予定のホテルまで連れて行ってくれたらたったの10元だった、ありがとうおじちゃん。
ただ、ホテルは思っていた位置より中心部から外れていてBTからも遠いのが気になる。まだキャンセル無料期間だったので中心部のホテルに鞍替えすることに。ここまで結構いいホテルに泊まり続けていたから節約のためにも庶民的な宿に泊まろうとしたら外国人は泊まられないと宿泊拒否にあう、やっぱダメか。しかも宿屋のおばちゃんにうちには泊まれないからこっちこいと外に案内されてついて行ったら交番に連れていかれた・・・・。もしかしてここ非解放地区だった・・・?と、と思ったけどパスポートチラ見された後すぐ解放。目の前の町一番の交差点にある豪華ホテルにいけとのこと。へえ、わかりました、失礼いたしやしたっっと速攻退散させていただき、言われたホテルに行きましたとさ。
国際ホテルなのでおそらく貴徳と同じクラスのホテルのはずだが、店員さんの洗練さはない。私達を見るなり慌てた様子で空室確認してきますっっと小走りで居なくなってしまった。そして、はじめは一人しかいなかったスタッフがワラワラ出てきた、なんかみんな非日常を楽しんでいる様子。高校の文化祭に外国人がやってきた、みたいなノリ。滞在中はどのスタッフも親切だった。部屋は貴徳よりはシンプルだけど充分綺麗。
夕飯へ。チベット料理店みたいなところ入ったけど全然食欲なくて腹が弱っているのか高山病の初期症状なのかとりあえず、一口食べて終了。これは早めに薬のんでおとなしくしておこうと先にホテルに戻った。流石標高3200mだけあって寒い寒い。夜はウルトラライトダウンを羽織ってちょうどいい感じ。で、すぐ寝ると呼吸浅くなるなとファーラー位で室内に置いてあったガイドブックを読んでから寝た。
夫はフロントで情報収集してくれたけど乗り合いバスはないって言われた、寺までは片道30元だけど帰りのタクシー拾うの難しいからチャーターがいい、チャーターの相場は200元、タクシー呼ぶの手伝うよ、と言われたらしい。明日BT開いて様子みたいからとりあえずお断りして就寝。どうすっかなー。
2024.夏 青海省でチョデモの旅 day4 同仁→尖孔(チェンツァ)→坎布拉(ガンプラ)→贵德(グイドー)
7/31(水) DAY④ 同仁から坎布拉(ガンプラ)国家森林公園経由で贵德へ
ホテルにおいてあったガイドブックによると
ちょうどこの時期に南の河南(ソクウォ)でお祭りをやっているらしく、馬のレースも見られるそうで行先を悩んでいた。最終目的地である西の兴海(ツィコルタン)に行かなければお祭りみにいけそう。でも、かなり規模の大きい祭りで、かつ最近になって始まったお祭りらしいから今までのような地元民と距離の近い感じではないのかも・・・。ツィコルタンには高蔵平原の中に素敵なお寺があるらしく、やっぱり見てみたい…!
夫と相談して予定通りのルートでいくことを決めた。
日本での情報収集によると、
本日の宿泊予定地の貴徳までの直行バスはなく西寧乗換えが通常ルート。でも、同仁と貴徳隔てる山にあるガンプラ国家森林公園では、素敵な寺や山岳景色がみれるらしい…
ガンプラ内を通る公共バスはないので、入口の小さな町チェンツァまで公共バスで行ってそこからタクシー大作戦を決行する
チェンツア行きのバスは8時半ということで8時前にBTへ。
が、始発は9時半だった。途中で買った激うま早餐店のジャガイモ包子を食べてから荷物を売店で預けて再度町へ。筋トレ公園で遊んだり近所のおじさんとくるみゴリゴリ遊びしてBTへ戻る。
スマホにデータ転送もできるすぐれもの
手持ち無沙汰のときに片手で二つをくるくる回してゴリゴリいわせる
これはくるみじゃなくて馬の骨を細工したものらしい
尖孔までは車で約1時間。BTで停まるかと思ったら止まらず町内を巡回して、やや離れたところで降ろされた。一応BTに時刻表確認しに行くけどやはりガンプラ方面へのバスはない。とりあえず昼食。
フードコート的な店の前で窓ガラス越しに客からこの店はうまいとアピールされたので入店。フードコートは食べ物指さしで頼めるからいいよね。なかなか取れないお野菜も食べれてよかった
中国は冷たい飲み物を好まないから茶葉の入ったコップとお湯ポットの組み合わせは定番
口をすぼめて茶葉をよけつつ飲む
そしてタクシーを探すのだけど山道&遠いということでDiDiでは捕まらないし声かけたタクシー2台にも断れた。また意図がわからないけど「そこ(ガンプラ)はいけない」というニュアンスの言葉も聞いてやや気になる・・・。結局3台目に捕まえたタクシーのおにいが行ってくれることになった。やっぱり若いとガッツが違うね。各観光地への料金表も持っており、ガンプラ内の目的地のひとつである南宗寺も知っている様子。よかった。ミラーにはマニコロが付いているからチベッタンみたい。
町を出てどんどん進む。途中からおにいは各所に電話メッセージしまくって南宗寺への行き方聞いてる笑 まあ高徳地図でナビゲーションも入れて走ってるみたいだし何とかなるでしょう。途中回族の村を抜けてカンプラの街へ。
目的の310国道についたのは14:30。が、なぜが検問所があり先に進めない。お兄がポリスに話を聞きにいくと土砂崩れで地元民以外は通行止めとのこと。
アプリでやり取りするも近隣にう回路なし。離れたところにう回路があるが景観はよくないとのこと。せっかくタクシー乗ったのに困った。断られたタクシーのおっちゃん達がいけないって言ってたのこれか~~~。あーだこーだやってたらおにい曰く16時からは通過できるとのこと。なんで夕方になるか通れるのかは謎だけどじゃあ待ちましょう!!で、車内暑いからカンプラの街で待ちたいと話すと、お兄がポリスとうまく話しけたからもう通れるとグッドポーズを見せる。やるじゃん!いいね!!ということで14:55再出発~~。
もっと手前の道路に張ってくれてもいいんだよ
おにいも最後は尖孔帰らなきゃだし頑張ってくれたのかも。さんくすさんくす。
景色は・・・綺麗だった!!ダム湖がばっちり見えて、お兄写真とってくれるし。途中途中の景観スポットでも声かけると止めてくれた。車内はチベタンソングかけて盛り上げてくれるし。ダム以外にも山々が綺麗でタクシーお願いして本当によかった。通行止めにしているだけあって、崩れたところは車がギリ1台通れるレベル。確かに交通量増えたら対応できないし、運転慣れた人じゃないと普通にこれは落ちるね。
全面に敷かれてるときはそのまま車がオンする
南宗寺ついたらお兄も一緒に観光スタイル。ほんとは拝観料かかるはずなんだけどお兄がいるからか無料。閉まってた鍵も中の人に声かけて開けてくれるし、拝観の仕方や各仏像の説明もしてくれた。夫がアプリ決済のお賽銭システムに驚いてた。
寺は日が入らないようになっているためか色褪せがなくこれまでみた寺よりも装飾がとても綺麗だった。喜仏もみられて満足。覆いなかった・・・!中もっかいみたかったのとお賽銭したくて、お兄と夫が話してる間にもっかい寺入ったら2人はすごく探したらしい。ごめんね。
内部は歓喜仏(自身の妃である女尊との性的結合象)がいらっしゃるので撮影禁
喜捨やバター蝋燭のお供え、記帳ができる、一部男性のみが入れる建物あり
各建物は靴を脱ぎ五体投地をしてから入場する
タクシーに戻るとお兄が住職にもういっこのお寺の場所聞いたからいこうぜ!と。
いい人か!
ということで道けっこう逸れるから諦めてた尼寺にもいけることになった。チベットでは男女分かれて修行に励むのが一般的なのでお寺も男女別。
ここから30分くらい?村を抜けて下って到着。ブログにあった、山のてっぺんのお堂もみつけたけど改築中らしく鉄筋でおおわれていたのでそこにはいかず。
尼寺のほうもよかった~~。灯明を捧げたんだけど、大きさによって値段違うから一番小さいのにしようとしたけどダメとのこと。たぶんマナー的な?問題で中ぐらいのやつにしろと言われたからそれにしました。お兄も拝観楽しんでいるようで推しの仏像にがっつりお祈りしてた。
平均標高2500mだから登れなくて逆によかったかもしれない
参拝後は貴徳に向けてどんどん走る。ふもとにおりるときのヘアピンカーブの連続の道から見下ろした景色はとっても綺麗だった~。綺麗な景色もたくさんみたし時間も遅くなったので貴徳国家地質公園にはいかず、ホテルへ直行。宿の住所見せたら目の前まで連れて行ってくれた。BTの目の前のホテルだから明日の移動も楽そうで安心。
経文が書かれ、風ではためくと世界に仏法がお届けされる
このような難所では安全祈願目的で
ルンタ(5色の薄い紙、風の馬が描かれる)をもっていって
ラーギャロー(神に勝利あれ)と叫びながら巻く
ホテルは今旅行で一番ハイクラスな感じでスタッフも洗練されていた。部屋にはあらかじめ果物がサーブされていたり。朝食なしで選んだけど無料でついてきた。朝早いから助かるかも。
中心からはやや離れているのでタクシーで移動して夕飯探し。近くの公園ではお決まりのダンス集団がたくさんいた。ちらりと五皇閣をみてから羊専門店へ。念願の手びねり肉を食べた、おいしかった~。雪だるさんでデザートも買って歩いてホテルへ戻った。
2024.夏 青海省でチョデモの旅 day3 ルロ祭②(铁吾村編)
7/30(火) DAY③同仁 鉄吾の6月祭へ
10時ごろに行くといいんじゃない?というおじさんの助言に合わせて鉄吾の村へ。
開催場所が高徳地図に出ないということで最寄りの家具屋さんを教えてもらったけど正直不安。昨日みたいに祭りに歩く地元民も見当たらないし・・・。でもぽくぽく歩いてたら目的地付近で煙がたくさん上がっているのを発見。これは大丈夫そう!
会場は寺院で、どうやらルロ祭資料館?にもなっているらしく、使用する道具の展示もされていた。寺院自体はこじんまりしていて近場で見やすいしかもベンチ&日よけ付きで最高。到着時は準備中の雰囲気で見学者はほぼおらず時間間違えた?って感じだったけど15分ぐらい待ってたら始まって続々人も入ってきた。とにかく近い!!しかも書いてなかった背針も見えた。ハワが口針を刺すところもみられた!午後もこの場所で見学でいいね。地元の女性は中央の祭壇?にみんなお供え物を捧げているので私も午後はもっていきたいな。
中央に焼香台、祭壇前に龍柱とツァツァが安置されている
右の炉台では羊が一匹供されていた。昔は会場内で生贄として捧げられたが、
現在は別の場所でと殺してから運ばれる
おじ様たちが酒をかけて応援?する。通過儀礼の役割も果たしてそう
この村では2本刺していた。刺された後は仲間内で撮影大会をして楽しそうな様子
茶髪やパーマなど青年グループのリーダー格と思われる人達だった
12:30-14:00は休憩と聞いてたけど13:20までやってた。
途中、おじさんグループの寸劇乱入とかがあったからかな チベット語で細かい所はわかなかったけど、ハワの元に妊婦と夫が向かって助言を受けるという内容でギャグ満載のゆるい感じ。女性陣大爆笑。
昨日よりも地元の祭り感が強くて、神聖な儀式というよりは穏やかに伝統儀式をみんなで楽しむといった感じ。
段ボールで作った名札付けてるのは世界共通
午前の部が終了するとみんな車であっという間に去っていった。
みんなお昼も食べなきゃだし午後の部の開催も遅れると信じて私達もお昼へ。
途中でとても綺麗な公衆トイレを利用。掃除が行き届いてぴかぴか、トイレットペーパーもあって花まで活けてある!!你好トイレは駆逐されたのか・・・?
さらにトイレ横にあった掃除工員の部屋の扉が開いてたから覗いたらベッドが備え付けられてた!なんて素敵な仕様なんだ!!ちなみに夫はおばちゃんが寝転がってるのを目撃したらしい。ベッドルーム入口のピクトグラムはデスクの絵なのに笑
お昼食べて、暑い移動を乗り切るべく雪だるドリンクを購入。
仏具用具店でお供え物も購入。店主のおばちゃんは突然の観光客の来訪に困惑していたけど供物を購入すると分かってからはにっこり。麦こがし?を買いました。
15時過ぎに会場ついたけどまだ始まってなかった。予想通り。
お供えタイミングわからなくて周りの人に聞いたら今いっていいよ~とのことでお供え。そのあとすぐに午後の部が始まった。
午後の部は後夜祭?みたいな位置づけのようで午前あんなに厳しかったハワもにっこり、なんならネタ扱いされている。笑いが絶えずみんなとっても楽しそう。
ナイフで傷つけ出た血を神に捧げる)するハワ
午後も真面目に始まったと思ったら・・・
私達は近くに座っていた子どもたちに絡まれてお遊び。はじめはチベットの指さし使ってたけど単語をゆっくり読めるぐらい。中国の指さしを出したら食いつきが違う。みんな夫のスマホの翻訳アプリでスイスイと漢字を書きめちゃくちゃ質問してくる。
昔の学校教育はチベッド語だったけど現代は中国語となった。ので、親が話すチベット語の理解はできるけど読み書きは難しい。今後もチベット文字や文化を伝えられるのか…複雑な気持ちになった。
途中で幼女たちにお菓子が配られたんだけど、そのあと見学していたおばちゃん達にもパンが配られた。このパンと固いこと固いこと。新幹線スゴクカタイアイスよりも固い。
よく見ると若い人たちはパンの配布を断っていて、固いのを知っているのかも。パンの配布は2巡3巡と続き、私は一個でよかったんだけど隣の親切なおばあちゃんがとにかくたくさんくれるからパン祭りになってしまった。ジェスチャーで「次もパンをもらうには今もっているパンを鞄に仕舞ってもらってない人を装うのよ!」と伝えてくるかわいいおばあちゃん。
いつまでもその場にいたかったけど18時半を過ぎても祭りが終わる気配がなかったのでお暇することに。私の椅子は他の人が座っていたのでそのまま献上してきた。ありがとう椅子、とても役立った。
明日は朝早く町を出る予定なのでいまのうちに隆務寺へ。夕方になって涼しくなってきたからか仕事帰りの地元民の参拝が目立つ。みんなと一緒にコルラと五体投地。夕飯は羊肉鍋。店主に1000円札を神棚に飾りたいからくれってめちゃ頼まれた。タダは無理なので丁重に断ってホテルに戻って就寝~。